トップガン TOP GUN ☆ 【Blu-ray】
カリフォルニア州のミラマー米海軍航空基地にあった戦闘機パイロット養成機関を舞台にしたアクション映画。1986年に公開され、この年の全米興行成績1位を記録したトム・クルーズの出世作。
インド洋上で国籍不明のミグ28と遭遇し、互角に渡り合った米海軍の戦闘機パイロット、ピート・”マーヴェリック”・ミッチェル(トム・クルーズ)とレーダー要員のニック・”グース”・ブラッドショウ(アンソニー・エドワーズ)は、ミラマー海軍航空基地の戦闘機兵器学校「トップガン」への入校を命ぜられる。精鋭パイロットが集まる「トップガン」で、トム・”アイスマン”・カザンスキー(ヴァル・キルマー)たちと競い合いながら空中戦の技術を叩き込まれたマーヴェリックだったが、訓練中の事故でグースが死亡してしまう。恋人チャーリー(ケリー・マクギリス)の慰めにも心を動かさず、失意のまま「トップガン」の卒業式に出席していたマーヴェリックのもとに緊急出撃命令が出され、マーヴェリックは迷いを抱えながらも仲間たちとともにインド洋上の空母へ向かう。
「トップガン:マーヴェリック」を映画館で見て感動した勢いそのまま、帰宅してすぐAmazonに第1作のBlu-rayを注文。届くとすぐに鑑賞したが、ドラマ以上にサウンドトラックが抜群。当時はMTVが流行していたポップス全盛期で、「デンジャー・ゾーン」や「愛は吐息のように」など多くの曲がヒットし、カーステレオにはサントラのCDを録音したカセットテープが入っていた。トム・クルーズはもちろん、ヴァル・キルマーやケリー・マクギリス、メグ・ライアンなど、このあとブレイクしていく若手俳優も大勢出演していて、同年代の私にとっては(全くドラマティックな青春時代ではなかったが)「若き日」を映し出す作品といっていい。この作品だけでも十分に面白かったのだが、「マーヴェリック」を見てみると、特定の年代にとっては2部作といっても過言ではない。
改めて見て気になったのが、やたらと出てくるトム・クルーズのニヤけ顔。「卒業白書」の頃からトム・クルーズを見ていたが、「トップガン」でこれほどニヤけていたことは記憶になかった。第2作では「その目つき」と台詞の中に何度も出てくるので、誰もが認めるニヤけ顔だったのだろうが、社会に余裕のあった80年代だったからこそ、あの笑顔でスターになることができたのかもしれない。閉塞感漂う現代では、あのニヤけ顔はおそらく受け入れられないだろう。
作品データ
監督:トニー・スコット 出演:トム・クルーズ、ケリー・マクギリス、ヴァル・キルマー他
公開:1986年 製作国:アメリカ
トップガン スペシャル・コレクターズ・エディション [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray] - トム・クルーズ, ケリー・マクギリス, ヴァル・キルマー, アンソニー・エドワーズ, トム・スケリット, メグ・ライアン, トニー・スコット
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