
「スター・ウォーズ」シリーズの9作目で、1977年に始まったシリーズの完結編。重要人物のレイア将軍を演じていたキャリー・フィッシャーが撮影前に亡くなってしまったが、「フォースの覚醒」の未使用映像を加工して出演している。
エンドアの戦いで敗れたはずの皇帝パルパティーン(イアン・マクダーミド)が甦り、ファースト・オーダーの指導者となったカイロ・レン(アダム・ドライバー)を惑星エクセゴルに呼び寄せる。パルパティーンは、レイア・オーガナ将軍(キャリー・フィッシャー)の下でジェダイとしての修行に励んでいたレイ(デイジー・リドリー)を殺すことを条件に、カイロ・レンにファイナル・オーダーの大艦隊を託すと持ちかける。一方、パルパティーンが生きているという情報を入手したレイたちは、ミレニアム・ファルコンで惑星パサーナの協力者の元へと向かう。
「スター・ウォーズ」が日本で公開されたのは小学校6年生のときだったが、アニメファンだった私は「宇宙戦艦ヤマト」や「海のトリトン」に夢中で、「スター・ウォーズ」には無関心なままスルーしていた。もちろん、日本でも一大ブームを巻き起こしたので登場人物やストーリーは把握していたものの、旧三部作はテレビ放映されたときに見るくらいで、本腰を入れて見るようになったのはアナキンが主人公となる新三部作になってから。それでも劇場で見ることはなく、DVDやブルーレイで全作品を揃えてはいるものの、映画ファンの義務として見てきたようなものだった。しかし、このテのシリーズは見始めると途中で止めるわけにはいかない。特にレイが主人公となってからの続三部作は、過去のストーリーを踏まえつつも、図式が整理されたために分かりやすくていい。筋金入りのファンからすれば物足りないのかもしれないが、私くらいの映画ファンには適度に楽しめる三部作だった。
「スカイウォーカーの夜明け」は完結編にふさわしく、キャリー・フィッシャー、マーク・ハミル、ハリソン・フォードが顔を揃え、ビリー・ディー・ウィリアムズも再登場する。レイとカイロ・レンの和解や最後のパルパティーンとレイの戦いがあまりにもあっけなかった気もするが、「大団円」ということでヨシとしよう。ただし、個人的には納得いかない点も少なくないので、これを機会に新三部作、旧三部作、続三部作の順番に見直してみることにしよう。
作品データ
監督J・J・エイブラムス 出演・デイジー・リドリー、アダム・ドライバー・ジョン・ボイエガ他
製作年:2019年 製作国:アメリカ
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