X-MEN:ダーク・フェニックス ☆ 【BD】
「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」から始まる新シリーズの4作目で、アポカリプスとの戦いから10年後の世界が舞台となっている。次作からシリーズ製作はマーベル・スタジオに移るため、来年公開の「ニュー・ミュータンツ」が控えているとはいえ、実質的に20世紀フォックス版「X-MEN」は今作で一区切りとなる。
アポカリプスとの戦いから10年、X-MENの活躍があり、ミュータントと人類が共生する社会が訪れようとしていた。ある日、X-MENは宇宙空間で航行不能となった宇宙船の救助に向かい、無事に乗員を救い出したものの、ジーン(ソフィー・ターナー)は大量の放射線を浴びてしまう。やがて彼女の中に眠っていた別人格の「ダーク・フェニックス」が覚醒し、自分でも制御できない強大なパワーを手にしてジーンは混乱する。スコット(タイ・シェリダン)たちは何とか彼女を救おうとするが、ついに彼女の力はレイヴン(ジェニファー・ローレンス)の命を奪ってしまう。彼女を巡ってX-MENが対立する中、彼女の持つエネルギーを利用しようと故郷を失った異星人の集団が近づいてくる。
X-MENシリーズをずっと見続けてきたため、どうしても初期シリーズの印象が強い。ミスティーク役はジェニファー・ローレンスが新シリーズで存在感を見せていたので違和感はないが、ジーンはファムケ・ヤンセンで、サイクロップスはジェームズ・マースデンなのだ。設定的にはいまさら彼らの登板はないのだろうが、全体にメンバーが若々しすぎてストーリーの悲壮感が伝わりにくかったような気がする。もちろん、ジェームズ・マカヴォイやマイケル・ファスベンダーも若いX-MENを導こうとするのだが、旧シリーズのパトリック・スチュワートやイワン・マッケランのような重しにはならなかった。
「ファースト・ジェネレーション」以降のお馴染みのメンバーとはいえ、ジェニファー・ローレンス以外にもう1人、2人、ブレイクした俳優がいればもっと盛り上がったのかもしれない。
作品データ
監督:サイモン・キンバーグ 出演:ソフィー・ターナー、ジェームズ・マカヴォイ他
製作年:2019年 製作国:アメリカ
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