元SAS隊員ラナルフ・ファインズがみずからの体験を基に書いた冒険小説『The Feather Men』を原作としたアクション映画。
傭兵のダニー(ジェイソン・ステイサム)は、仲間であるハンター(ロバート・デ・ニーロ)の身柄と引き換えに、息子たちを殺されたオマーン族の族長から元SAS隊員の暗殺を依頼される。ダニーは仲間とともに事故に見せかけて元SAS隊員を消していくが、SAS出身者たちの秘密結社「フェザーメン」が、自分たちの命が狙われていることを知り、元隊員のスパイク(クライヴ・オーエン)を使って反撃に出る。
作品中でも実話を基にしていると説明されるが、ジェイソン・ステイサムが暴れ回っているのを見ると、とてもそうは思えない。しかし、実話を基にしているだけあって、ストーリーもひねりが効いていて、事態が収まりそうになりながらも二転三転する面白さがある。暇潰しにジェイソン・ステイサムとロバート・デ・ニーロが出ているというだけでダウンロードし、ハズレ覚悟で鑑賞したが、スティサムやデ・ニーロのキャラクターも生かされていて、期待以上に楽しめた。クライヴ・オーエンも敵役を存在感たっぷりに演じて作品全体を締めているので、全体のバランスもいい。もしかするとジェイソン・ステイサムが主演だったためにB級アクション映画に分類されて陰に隠れてしまったのかもしれないが、この作品はアタリだった。
作品データ
監督:ゲイリー・マッケンドリー 出演:ジェイソン・ステイサム、ローバート・デ・ニーロ他
製作年:2011年 製作国:アメリカ、オーストラリア
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