1984年に公開され、大ヒットしたSFコメディ映画「ゴーストバスターズ」のリブート版。当初「ゴーストバスターズ3」の製作が予定されていたが、前2作で出演・脚本を担当していたハロルド・ライミスの死去により、女性4人を主人公とするストーリーに変わり、「SPY/スパイ」のポール・フェイグ監督がメガホンをとることになった。
コロンビア大学の物理学者エリン(クリステン・ウィグ)は、大学の終身雇用審査を目前に、かつて旧友のアビー(メリッサ・マッカーシー)と出版した『過去からの幽霊』の存在がバレて失職してしまう。アビーや彼女の同僚のジリアン(ケイト・マッキノン)と訪れた幽霊屋敷で幽霊を目撃したエリンは、なりゆきから「ゴーストバスターズ」を結成し、ニューヨークのいたるところで起きている心霊現象を解明しようとする。
1作目の楽しさが強烈な印象として残っているので、どうしても中途半端な感は否めない。さらに小学校5年生と2年生の娘たちと一緒に見ようと日本語吹き替え版で見たため、さらに印象が変わってしまった可能性もある。もっとも、娘たちは大喜びで見ていたので、オリジナルに対する思い入れさえなければそれなりに楽しい作品なのかもしれない(ちなみに娘たちはオリジナルの1、2も見ている)。ただ、オリジナルのキャストと比べると、メリッサ・マッカーシーはともかくとして、クリステン・ウィグにしてもケイト・マッキノンにしても、この作品でコメディエンヌとしての魅力が発揮されていたとは言いがたい。皮肉なことに、オリジナルのファンの私にとっては、ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、シガニー・ウィーバーなどオリジナルのキャストがカメオ出演していた場面が一番嬉しく、楽しかった。
作品データ
監督:ポール・フェイグ 出演:メリッサ・マッカーシー、クリステン・ウィグ他
製作年:2016年 製作国:アメリカ
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