いまさら語るのも フォースの覚醒

スター・ウォーズ/フォースの覚醒 STAR WARS:THE FORCE AWAKENS 【iTunes】

画像


 「シスの復讐」から10年を経て公開された「スター・ウォーズ」シリーズの第7作。監督は「ミッション:インポッシブル」や「スター・トレック」のJ・J・エイブラムスが務め、ルーカス・フィルムを買収したウォルト・ディズニー社が製作した。

 銀河帝国の残党「ファースト・オーダー」と新共和国側の「レジスタンス」は、最後のジェダイの騎士ルーク・スカイウォーカーの行方を探していた。たまたまルークの行方を記した地図を持つドロイドBB-8やファースト・オーダーの脱走兵フィン(ジョン・ボイエガ)と行動を共にすることになった惑星ジャクーの少女レイ(デイジー・リドリー)は、ファースト・オーダーに追われ、ミレニアム・ファルコン号でジャクーを脱出する。ファルコン号を取り戻そうとしていたハン・ソロ(ハリソン・フォード)、チューバッカと一緒になったレイは、惑星タコダナでかつてルークが持っていたライトセーバーを手にし、彼女のフォースが覚醒し始める。

 「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」については多くの人が語っているので、いまさら熱く語る必要もあるまい。1965年生まれの私にとっては、いわゆるルーク・スカイウォーカー3部作の主要キャストに再び会えただけでいい。これまでの世界観を大きく壊すこともなく、最初から最後までドキドキわくわくさせてくれたので、細かいことをあれこれ言うのも無粋というものだ。

 ハリソン・フォードは「スター・ウォーズ」以降も第一線で活躍していたので不安はなかったが、キャリー・フィッシャーがこれほど存在感を発揮するとは意外だった。メリル・ストリープのような、というと言い過ぎだが、貫禄のある演技で物語を締めている。一方、不安が残るのはマーク・ハミル。最後の盛り上がる場面で被っていたフードを脱いだマーク・ハミルの顔はやけにデカかった。

 作品の出来は別にして、一言書かずにはいられないのがディズニーの MovieNEX 商法。Blu-ray 1枚で用は足りるのにDVDとデジタルコピーをつけ、さらに3D作品の場合は2Dを買った者に購入する権利を与えるパック商法である。しかも、廉価版は発売しないという。独占禁止法には違反しないが、ウォルト・ディズニー社のような大手がこういう商売をするのは作品そのものの価値を貶めることにもなりはしないだろうか。聞くところによると日本だけの販売形態らしいのだが。

作品データ
監督:J・J・エイブラムス 出演:デイジー・リドリー、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー他
製作年:2015年 製作国:アメリカ






次はこれ買う!



この記事へのコメント


この記事へのトラックバック