この1年、世間を騒がしていたSTAP細胞は、理化学研究所の再現実験でも存在は確認できなかったという。ES細胞混入の可能性が高いとされているが、そのようなお粗末な実験によって導き出された論文が様々なチェックをすり抜け、「ネイチャー」誌に掲載されることが不思議でならない。もしかすると、STAP細胞は本当に存在するのではないだろうか。ミステリ小説の読み過ぎかもしれないが、国益を守るために小保方さんを生け贄にして極秘裏に実用化実験をしているのかもしれない。おそらく、バックにはオズコープ社がついているのだ。
アンドリュー・ガーフィールドがピーターを演じる「アメイジング・スパイダーマン」シリーズの2作目。ピーターはスパイダーマンとして街の平和を守りながらも、恋人グウェン(エマ・ストーン)の父親ジョージが亡くなる間際にピーターと交わした約束のため、彼女との関係は微妙になっている。そんなとき、オズコープ社に勤める技師のマックス(ジェイミー・フォックス)は、高圧送電線とともにデンキナマズの水槽に落ち、電気人間(エレクトロ)になってしまう(STAP細胞も似たような発想?)。ピーターの幼なじみでオズコープ社のCEOとなったハリー(デイン・デハーン)は、自身の病を治すためにエレクトロと手を組んでスパイダーマンを捕らえようとする。
前半のピーターは、グウェンへの想いとジョージと交わした約束との間でウジウジと思い悩み、見ていてもスカッとしない。アメコミのヒーローは誰もがコンプレックスを抱えており、それこそが他人の痛みを理解できるヒーローの条件でもあるのだが、最後に「自分こそ正義」という結論にたどり着くのであれば「下手な考え休むに似たり」であるようにも思える。悩むところが若者らしいとはいえ、ピーターの場合は「力を持ってしまった者の悩み」とは異なり、ヒーローにとって必然性がある悩みとはいえない。もっとも、この2作目では最後にピーターの強引に悩みを解決してしまった。3作目からがピーター/スパイダーマンの本領発揮ということになりそうだ。
ちなみに何度も挑戦した3Dでの視聴だが、どうやらディスクにエラーがあるらしい。3Dが効かなくなる冒頭をスキップすると3Dで再び見ることができた。前半の1時間は2Dで見たものの、後半の盛り上がる部分は3Dで鑑賞。やっぱり空中を自由自在に飛び回るスパイダーマンは3Dで見なければ。
作品データ
監督:マーク・ウェブ 出演:アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン他
製作年:2014年 製作国:アメリカ
アメイジング・スパイダーマン2TM IN 3D (3D&2D ブルーレイセット) (初回限定版) [Blu-ray]
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