通算36枚目となるオリジナル・アルバム。KANをプロデューサーに迎えたことで、一番変わったのは曲名や歌詞のような気がする。もちろん、「セガホ」以外の詞を書いているのはいつものメンバーで、作詞からKANが参加しているわけではないだろう。しかし、メロディへの詞の載せ方や、抽象的な曲名に終わらないところはいかにもKANっぽい。そのため、メロディだけを聴いているとバラエティに富む、完璧にスタ☆レビの世界なのだが、聴けば聴くほど詞が気になってくる。また、その内容にはひさびさに「愛」ではない「恋」の歌も含まれ、デビュー当時のスタ☆レビを聴いているような気分にもなった。
今回も一般ウケすることは期待していないが、10月から始まるライブ・ツアーでは、タイトル通りのメンバーの「SHOUT」を大いに期待したい。
《曲目リスト》
1. Love & Devotion
2. 昔話を繙くように
3. 港町は恋の色
4. 恋は医者でも治せない
5. おぼろづき
6. 熊谷の風
7. この恋なくしての恋なんて恋じゃない
8. 拝啓 子供たちへ
9. セガホ
10. 道 ~The Song For Us~
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