祝!ミンディとの再会 キック・アス2

キック・アス ジャスティス・フォーエバー KICK-ASS2 ☆ 【BD】

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 2010年のアクション映画「キック・アス」の待望の続編。1作目で死んでしまったビッグ・ダディ(ニコラス・ケイジ)は出てこないが、キック・アス(アーロン・テイラー=ジョンソン)とヒット・ガール(クロエ・グレース・モレッツ)のコンビは、2作目でも胸が熱くなる活躍を見せてくれた。

 前作から3年後、デイブはキック・アスを本当のヒーローにしようと決意し、ミンディのトレーニングを受けるが、彼女は父代わりとなったマーカスに諭され、ヒット・ガールを封印する。スターズ・アンド・ストライプス大佐(ジム・キャリー)がSNSで集めたヒーロー軍団に参加したキック・アスは街を守るためにパトロールを始めるが、キック・アスに父を殺された恨みを晴らすべく、レッド・ミスト改めマザー・ファッカーが結成した悪の軍団が立ちはだかる。

 1作目では当時13歳のクロエ・グレース・モレッツのかわいらしさと、悪人を容赦なく殺していくギャップに萌え、作品全体を覆うブラックな味わいに大喝采を贈ったが、あれから4年が経ってしまった。この間も、「モールス」や「ヒューゴの不思議な発明」、「ダーク・シャドウ」など、クロエ・グレース・モレッツの作品はチェックしていたが、子役の魅力は成長とともに失われていくことが多く、2作目には期待とともに怖さもあった。案の定、前半のミンディは亡き父と交わした誓いと、養父マーカスとの約束の間で葛藤し、表情もパッとしない。1作目の弾けたかわいらしさは見られないのかとがっかりしかけたが、これは必然性のある演出だったらしい。封印していたヒット・ガールが復活すると、以前にも増して魅力的なクロエ・グレース・モレッツに会うことができた。彼女も17歳となり、もはや子役とは言えない歳だが、年齢相応にその魅力を増している。また、もう1人の主役のデイブが前作に比べてかなりたくましくなり、ミンディを支える立場に回っているところも男性の視点からすると嬉しい。脇役もにぎやかだが、キャラクターが多い割に主役の2人や敵役のマザー・ファッカーがかすんでいないところもいい。そしてブラックな味わいも健在だった。

 ネットなどのレビュー見ると厳しめの評価が多いようだが、個人的には十分に満足できた。もう1度会うことはかなわないかもしれないが、ヒット・ガールやミンディと再会できただけでヨシとしたい。

作品データ
監督:ジェフ・ワドロウ 出演:アーロン・テイラー=ジョンソン、クロエ・グレース・モレッツ他
製作年:2013年 製作国:アメリカ


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